wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

MacBook Pro 13インチ 2018レビュー

MacBook Pro 13インチ Early 2015と比較しながらのレビュー。

スペック

ディスプレイ

スペックで比べると、

  • 輝度が300ニトから500ニトへ
  • 色域がsRGBから広色域(P3)へ
  • 周囲の明るさにあわせて、ディスプレイの輝度などを調整するTrue Toneテクノロジーをサポート

という違いがある。

しかし、今のところ、はっきり違いはわからない。相変わらず、きれいなディスプレイという印象。

キーボード

埃に弱く故障しやすい、打鍵音がうるさい、と言われていたバタフライキーボード。

第3世代バタフライキーボードにて、新しく追加されたシリコン膜のおかげか、打鍵音はだいぶ静かになった。叩き方にもよるけど、Early 2015のキーボードより静かになった。

ストロークが浅くなった分、キーボードを叩くというよりはぽちぽち押す感じ。どう文字で表現すればいいのか悩む。

上下カーソルキーが合わせて1つ分の高さしかないのが微妙。カーソルキー以外の移動方法を探さないと……。

トラックパッド

一回り大きくなっているので、キーボードを使うときに誤操作するのでは、と考えたけど、特に誤操作することなく使えている。

ジェスチャーの操作がしやすくなった。

Touch Bar

細長いディスプレイのタッチパネル。

ファンクションキーをたまに使おうとすると迷いがちなので、先に結果が表示される仕組みはいいように思う。

Touch Barへの対応はアプリに依存しているため、場合によってはほとんど何も表示されなかったりするが、BetterTouchToolなどでカスタマイズできる。

Touch ID

指紋認証機能、スリープからの復帰後のパスワード入力、iTunesの認証などに使う。

指紋認識の精度も速度も十分はやい。

iPhone Xや新しいiPad ProがFace IDに対応したのにTouch IDなのだろう。ベゼルが狭すぎてユニットが入らないからか?

サイズ

項目 MBP 13インチ Early 2015 MBP 13インチ 2018
高さ 1.80cm 1.49cm
31.40cm 30.41cm
奥行 21.9cm 21.24cm
重量 1.58kg 1.37kg

同じ13インチモデルでもEalry 2015より2018の方が一回り小さく、さらに軽い。

外箱も一回り小さくなっている。

電源アダプタ

61W USB-C電源アダプタになっている。

細かい違いとしては、ケーブルを巻き取るためのウィングがなくなって、すっきりとしたデザインになっている。このウィングがなくなったのは地味に痛い。

バッテリー持ち

夜フクロウTwitterを見ながら、Chromeブラウジングを2時間弱やってバッテリー残量79%。

6時間ぐらいなら電源の心配をせずに使えるかも。

スピーカー

いい感じに鳴るようになった。軽く聴く分には外部のスピーカーに繋がなくてもよさそう。

マイク

使ってないのでよくわからない。マイクの数が2つから3つに増えて、ノイズに強くなった、らしい。

拡張性

Thunderbolt 3(USB-C)ポートが4つあり、どれからでも充電ができる。

ポートの数からいえば拡張性は高い。でも、対応している周辺機器の少なさと値段の高さが障害になっている。

2018年も後半になれば、ハブなども充実しているだろう、と思っていたら、そんなことはなかった。確かにハブは出回っているけど、信頼できるものかというとそうでもない。USB 3.0のノイズ対策などがされていない製品も多い。

HyperDrive PRO 8-in-2 Hubあたりの導入を考えている。

ベンチマーク

  • GeekBench 4で計測

CPU

項目 MBP 13インチ Early 2015 MBP 13インチ 2018
シングルコア 4084 5402
マルチコア 7813 18926

MBP 13インチ 2015がデュアルコアCore i7-5557UでMBP 13インチ 2018が4コアのCore i7-8559U、コア数増えた分だけマルチコアのスコアが伸びている。

GPU

MBP 13インチ Early 2015 MBP 13インチ 2018
16694 33975

雑感

MBP 13インチ 2018からの乗り換えだと、全体的に性能の向上と軽量化で持ち運びやすくなった印象が強い。

インターフェース面ではUSBがUSB-Cのみ、MagSafe2廃止、SDカードスロット廃止と影響は大きいけど、よい乗換だと思う。