筐体
ディスプレイ側は金属、本体側は樹脂、左右の側面は滑り止めに皮のような加工あり。
底面は角が大きく削られていて、両手で持っていても角が当たらない。
ディスプレイ
7インチ、60Hzから120Hzの可変リフレッシュレート。
解像度は1920*1080、Windowsの表示倍率は150%が推奨設定。
ランドスケープ液晶が採用されて、BIOS画面で首を傾けながら設定したりする場面がなくなった。古いゲームとも相性が良くなったのかもしれない。
キーボード
両手で持って、親指で押すキーボード。
ファンクションキーまである素直な英字配列。
慣れればある程度の文章も入力できそうだけど、IDやパスワード、検索フレーズを入力するためのものと割り切るのが良さそう。
暗いところでもバックライトで入力できる。
タッチパッド
上にはディスプレイ、下にはキーボード、左右にコントローラーに挟まれる位置にタッチパッドがある。
ジェスチャーにも対応していて使い勝手はいい。
コントローラー
- R1トリガー
- R2トリガー
- 右スティック
- XYBAボタン
- PSコントローラーの模様も小さく印字されている
- 十字キー
- 左スティック
- L1トリガー
- L2トリガー
コントローラーのC面には
- Startボタン
- R4ボタン
- L4ボタン
- Menuボタン
- Selectボタン
がある。
R4とL4は付属のツールでコンビネーションキーが変更できる。他のボタンとは扱いが違うようだ。
普通のコントローラーと比べるとボタンやキーは一回り小さく、配置が変則的だけれど、入力はちゃんとできる。
R1トリガーとL1トリガーはディスプレイを水平近くまで倒すと指が当たる。
スピーカー
DTS:X Ultraの補正もあって小さいスピーカーの割にはしっかりなっている印象、さすがに低音は弱い。
イヤホンジャック
ノイズは聞こえなかった。
DTS:X Ultraにも対応しているのでしっかり聴きたい場合は、イヤホンなりヘッドホンを繋ぐのが無難。
初期設定だとイヤホンジャックは別のサウンドデバイス扱いになっているため、スピーカーで鳴らしている時にイヤホンを繋いでもイヤホンに切り替わらない。
設定を変えて1サウンドデバイスにできるが、今度は意図したように切り替わるが音量がかみ合わなかったり、DTS:X Ultraが内蔵スピーカーを認識しなくなったりする。
内蔵マイク
高音と低音は控えめ、中音はしっかり拾うボイスチャット向けのマイク。
本体のキーボードの音を拾うようなので、マイク向けのノイズキャンセリングソフトは必須だろう。
バッテリー持ち
TDPの設定と何をやるか次第で大きく変わる。
TDP8Wに落としてやれば6時間ぐらいは動きそう。
TDP20Wで原神だと2時間弱だろうか。
充電
USB-PD対応で65W充電。
拡張性
- USB4 * 1
- USB 3.2 Gen 2 Type-C * 1
- USB Type-A
- microSDカードスロット
端子と端子の間は十分確保されていて、よほど太いコネクタでも使わない限りは干渉しないだろう。
映像出力はUSB-Cで行えるから、多機能なハブをひとつ用意しておくと何かと便利。
雑感
小さいのにハイスペックという浪漫のあるPC。
画質の設定が必要とはいえ、原神やアーマードコア6がこのサイズのマシンで動くのは感動した。GPD WINの時はゲームを選んだことを考えると、技術の進歩は恐ろしい。
JoyToKeyを使ってゲームパッドにマウス機能とショートカットキーを持たせたら、ブラウジングがかなり快適になった。ごろ寝ブラウジング機に使うにはオーバースペックではあるが。