wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

iPhone 16 Pro雑感

デザイン

基本は15 Proを踏襲している。

全体のサイズは数ミリ大きく、ベゼルは薄くなり、ディスプレイはiPhone 15 Proより0.2インチ大きくなった。

チタンフレームはマイクロブラスト加工されている。さらっとしていそうで、実のところはグリップ感がある。

ディスプレイ

対角6.3インチのディスプレイ、公式のスペックをよく見ると、

標準的な長方形として対角線を測った場合のスクリーンのサイズは6.27インチです(実際の表示領域はこれより小さくなります)。

とある。角が丸いディスプレイである以上は仕方ない。

カメラコントロール

アクションボタンのほかに増えたカメラコントロール

物理ボタンと感圧ボタンが組み合わさった多機能なボタン。

初期設定では1回押すとカメラアプリの起動、もう1回押すと撮影。

2度軽く押すとズームや被写体深度などの選択メニューが表示され、スライド操作で選択、1度軽く押して確定する。調整した結果は自動的に保持されるので、ほかのメニューを呼び出して調整もできる。

カメラアプリの呼び出しに使い、全体的な調整はアプリ内でやって、微調整はカメラコントロールでやるぐらいがちょうどいいか?

カメラ

フォーカスさえあわせてしまえば、あとはよしなにやってくれるのは相変わらず。

ゴーストが低減されているのか気になって、夜間に撮影したけど、光源を真正面にとらえなければ大丈夫そう。

RAWで撮影して現像するのもまた楽しそう。

ベンチマーク

いつものようにGeekBench。

CPU

Single-Core Score Multi-Core Score
3254 7801

Compute

Metal Score
32308

バッテリー関連

15 Proと比較すればバッテリー持ちはよくなっている。 前機種が15 Pro Maxだからビデオ再生29時間から27時間にスペックダウンする。 こればかりはバッテリー容量が影響が大きいので仕方ない。

実際に使ってみると、マップアプリ使ってのナビや検索、電車で移動中のゲームなどをしても、モバイルバッテリーなしで一日使えそう。

iOS 18のおかげでバッテリー充電の上限が設定できるようになった。 MagSafe充電スタンドが定位置だからこれはありがたい。

端子

USB-C端子、USB 3.0対応。

MagSafe充電とUSB-Cともに入力ワット数は増えたけど、【速報!!】最新iPhone 16の充電性能 | MOTTERU (モッテル)を見る限りでは誤差の範囲のようだ。

入力ワット数が増えたので充電時間を短縮できるか、と思ったら、そこまででもない様子。

熱を持たせないように控えめにしているのだろう。

iOS 18

iPhone 16シリーズ以外でも使える機能が多い印象。

新機能で試したのは次の通り

  • ロック画面のショートカットのカスタマイズ
  • ホーム画面のアイコンサイズの変更
  • ホーム画面のアイコンの色変更
    • アプリが対応してなくてもOS側で変更できるがしっくりこなかった。アプリの対応待ち
  • ホーム画面のアイコン自由配置
    • グリッド上に配置できるようになったので軽くアイコンとウィジェットを並び替え
    • 下方向に集中させると、指が届きやすくなるのと、壁紙が見やすくなる
  • コントロールセンターのカスタマイズ
  • フラッシュライトのワイド・スポットの切り替え
    • そんな細かい芸当ができるとは
    • フラッシュライト代わりにiPhoneを使うとき、暗いところでほかの人の撮影を手伝うときに役に立つかも

カスタマイズできる箇所が増えたから、気になっていたところを軽く直した。

ホーム画面のカスタマイズはアプリアイコンの色も自由に設定できる。 シンプルな壁紙と組み合わせるといい感じになりそう。

ゲームアプリ起動で自動的にゲームモードに切り替わる。 AirPodsの低遅延・空間オーディオモードが有効になり、全体的な性能の底上げもされるらしい。 普段のゲームではFPSの変化は感じられず、空間オーディオが有効になって立体的に音が聞こえるようになったのが大きな変化か。

目玉のApple Intelligenceはアップデートでロールアウトされていく。 最初はアメリカではじまり、日本は25年ごろに提供される。iOS 18はバージョンによって印象が大きく変わるOSになりそう。

雑感

なしてPro

15の時はPro Maxのみだった光学5倍ズームがProにも搭載されたこと、15 Pro Maxの重さが地味に手首にくることの2点からProへ。

対角6.3インチのディスプレイは十分に大きい。そして、199gとそれなりに重い。

扱いやすさ

iPhone 15 Pro Maxと比較すると高さは10.3mm低い計算になる。このサイズだと鞄やポケットへのおさまりがよい。

右手で持ったときも小指、薬指、中指、手の腹で支えて、親指で操作ができる。手全体はもちろん、支える指も優しい。

撮影するときにレンズに指が映りこみやすくなったか。たぶん、指がPro Maxのサイズになれているからだろう。そのうち改善されそう。

自作PC・ベンチマーク編

CINEBENCH 2024

  • 室温: 24℃
  • MSI Centerの設定: バランス
種類 スコア
GPU 12098pt
CPU(Multicore) 1075 pts
CPU(Singlecore) 128 pts

計測にはHMMonitorを使用

種類 Min Max
Package 46.9℃ 72.1℃
CCD #0 30.9℃ 75.9℃

Minは計測前や計測後の放置していた時間もあるから、アイドルだとこれぐらいの温度とみてもらったほうがよさげ。

GeekBench 6

CPU

Single-Core Score Multi-Core Score
3171 15268

旧マシンに比べて、

  • Single-Core Score 89.4%増
  • Multi-Core Score 104%増

と全体的に性能が大きく向上。

GPU

OpenCL Score
133962

旧マシンの GeForce RTX 2070 Super より 24.4%増。

一応の性能向上が果たせた。

CrystalDiskMark

メインPCのストレージ増設 - wired raven で増設したときはPCIe 3.0で速度は控えめだった。PCIe 4.0になって速度が倍近くになっている。

室温25℃でベンチマーク走らせて一番高くても59℃で止まる。マザーボードSSDヒートシンクのおかげだろう。

雑感

もう少しいろいろ走らせるか、と思ったけれど、インストールするのが面倒なので最低限にしておく。

自作PC・ふりかえり

ふりかえり

どうして自作?

そもそもメインマシンのデスクトップ機が2019年に購入したものでそろそろ寿命が来てもおかしくはなかった。ここ数か月はブルースクリーン不定期に発生して、そのたびに原因の調査に時間をかけていた。ドライバの類もサポート打ち切られていたりで、使い続けるには心もとない。

CPUアップグレードをしようとすると、マザーボードを交換する必要がでてくる。この時点でマシンを一通りばらして、組み立てなおす作業とOSのクリーンインストールが必要になる。それだったら使えるパーツを流用して、新しく作ってしまおう、と。

シズカ・ベルネージュ Shizuka Belleneige - YouTube さんの配信見ていたのも30%ぐらい理由。見ていたら組みたくなった。

構成考えてパーツを一通りカートに入れたあと、同じ性能のマシンを買う場合どうなるかも比較した。自分で組んだほうが10万円ほど安いことが判明して、自作することを決めた。

やってわかったこと

  • 下調べの時間が大事
    • 規格的に使えるパーツなのか、ケースに干渉しないか、など考えることが多かった
    • いざ組んで刺さりませんでした、ではとても困る
    • 相性や交換保証のあるショップで買うのが無難
  • マニュアルの大半がWebサイトで公開されていること
    • 事前に調べられる。組み立て中も別マシンでマニュアルやFAQが確認いしやすい
  • 別マシンがあると便利
  • 動作確認リストや相性リストが公開されていること
    • NOCTUAとMSIのCPU対応リストは選ぶときの参考になった
  • 背面配線のケースを軽く使うだけでも配線はすっきりする
  • 性能向上にともない熱を持つパーツが増えていること
  • 光るパーツ多い
  • Windows 11のMicrosoftアカウントを作れ圧が高い
  • 化粧箱の保管の必要性。保証の都合で捨てられないものがある

伸びしろ

  • 電源からマザーボードに何を繋ぐのかの理解が足りなかった
  • ねじ止めが甘かったり、結線甘かったり物理的なミスが多かった。どれぐらいやっていいのかはもう少し動画で下調べしたら見えたか
  • Intel CPU向けのメモリを選んでしまった。オーバークロックしない限りは影響しなさそうだが要注意

次にやること

次組むのなら、

  • パーツの相性(規格やサイズ、能力)の下調べをすること
  • 組み立ての動画を見ておくこと(組み立て工程全体とCPUクーラーあたり)
  • どこに何を繋ぐのか考えておくこと
  • ねじ止めの加減を把握しておくこと
  • 化粧箱を保管する場所を確保しておくこと

雑感

過去の記事を読んでみたらどうやら、10年ほど前も自作に挑んだようだ。まわりに聞いたり、ショップの店員さんに聞いたりしてパーツを選んで、あれこれ躓きながら組み立てた記憶。そういう意味ではあまり変わらない苦戦ぶりではあった。

10年前どうしたのか思い出せないけど、この保証を受けるためには箱が必要は盲点。

マシン自体はだいぶ安定して動いているし、必要な性能も発揮してくれているようで満足している。もともと、自動的にオーバークロックするようだし、人間があれこれ設定を変える必要もなさそう。

自作PC・OS及びドライバインストール、初期設定

前の記事: blog.electricsea.io

準備するもの

準備

Windowsインストール用メディアの作成

  1. Download Windows 11からWindows 11のメディア作成ツールをダウンロード
  2. メディア作成ツールのウィザードに従ってWindows 11のインストール用USBメモリを作成する

ドライバーなどのインストールディスク

今回はネットから全部ダウンロードするので省略。

Windows 11のインストール

  1. USBメモリをマシンに指す
  2. BIOSで起動順を切り替えてUSBメモリを指定する
  3. インストールウィザードが起動したら指示に従ってインストールする
  4. ユーザー作成する*1

ドライバのインストール

  1. 自動起動したMSIインストーラーに従って必要なものをインストール
  2. 再起動

Windows Updateの適用

BIOSのアップデート

メーカーの手順に従ってアップデート。

いくつかBIOSが公開されているがRyzen 7 9700X対応かつ安定版にした。考えてみれば、ここまで組まなくてもBIOSアップデートできるのがこのマザーボードの特徴だった。

Windowsのライセンス認証

Microsoftアカウントと紐づいているライセンスを選択して完了。

今回は新規作成しているのでパーツと紐づいているOSのライセンスを選択しないよう注意

MSI Centerの設定

いくつかのモジュールにわかれているので使いそうなものをインストールして設定。

OS標準機能やそのほかフリーソフトで実現できそう。

  • MSI AI Engine
    • 使用状況に応じてシステム設定最適化してくれるそうなので様子見で導入
  • User Scenario
    • システムパフォーマンスの調整ができる
    • 設定は「バランス」にした
  • Cooling Wizard
    • ファン回転数を調整できるツール。説明書きがないのが気になる
    • 「Follow MSI Center Mode」を選択した

動作確認

一通り終えてから、

  • ケースの上部にあるヘッドホン端子やUSB端子が使えること
  • 背面の端子が使えること
  • 負荷をかけても動くこと

をそれぞれ確認。

トラブルシュート

上の流れは正しいルートで、実はやらかしルートがあったり。

Windowsの初期化をしたら旧マシンの環境が戻ってきた

OSのバージョンを見たら、サポート欄にドスパラの連絡先が……!

旧マシンからSSDをそのまま持ってきて、工場出荷状態に戻そうとしたらそれはそう。

インストールメディアから起動し、SSDパーティションを全削除してからインストールして解決した。

冷却ファンが高い回転数を維持する

  • CPUグリスが不足していたので塗り直した
  • 冷却ファンの一部が水冷式のポンプ用の端子につながっていたので、冷却ファン用の端子に繋ぎかえた
  • BIOSアップデートをした
  • MSI Centerからモードの設定をした

で解消した。

USBオーディオバイスの音が途切れる

BIOSアップデートをしたら解消した。

IOシールドの爪が端子にめり込んでる

マザーボードのDisplayPortにめり込んでたのでマザーボードを付け直した。

組み立て時に気づけなかったのが痛い。ショートしてなければいいのだけど。

CPU温度がやや高い

アイドル状態でも50℃から60℃を維持している問題。

CPUクーラーを固定する金属パーツの固定が甘かった。

ねじ締め直した結果、同じような室温と使用状態で45℃まで下がるようになった。

Z.O.E Anubis でノイズが乗る

USBオーディオバイスのサンプリングレートを変更して解消した。

雑感

動かし始めてから気が付く組み立てミスの多いこと。

ソフトウェアのトラブルはほとんどなかった。インストールして初期設定を済ませて終わり。

相性問題やブルースクリーンが発生すると思っていた。

*1:オフラインで作るには一手間かかる。今回は存在しないメールアドレスとパスワードで乗り切った