wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

自作PC・OS及びドライバインストール、初期設定

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準備するもの

準備

Windowsインストール用メディアの作成

  1. Download Windows 11からWindows 11のメディア作成ツールをダウンロード
  2. メディア作成ツールのウィザードに従ってWindows 11のインストール用USBメモリを作成する

ドライバーなどのインストールディスク

今回はネットから全部ダウンロードするので省略。

Windows 11のインストール

  1. USBメモリをマシンに指す
  2. BIOSで起動順を切り替えてUSBメモリを指定する
  3. インストールウィザードが起動したら指示に従ってインストールする
  4. ユーザー作成する*1

ドライバのインストール

  1. 自動起動したMSIインストーラーに従って必要なものをインストール
  2. 再起動

Windows Updateの適用

BIOSのアップデート

メーカーの手順に従ってアップデート。

いくつかBIOSが公開されているがRyzen 7 9700X対応かつ安定版にした。考えてみれば、ここまで組まなくてもBIOSアップデートできるのがこのマザーボードの特徴だった。

Windowsのライセンス認証

Microsoftアカウントと紐づいているライセンスを選択して完了。

今回は新規作成しているのでパーツと紐づいているOSのライセンスを選択しないよう注意

MSI Centerの設定

いくつかのモジュールにわかれているので使いそうなものをインストールして設定。

OS標準機能やそのほかフリーソフトで実現できそう。

  • MSI AI Engine
    • 使用状況に応じてシステム設定最適化してくれるそうなので様子見で導入
  • User Scenario
    • システムパフォーマンスの調整ができる
    • 設定は「バランス」にした
  • Cooling Wizard
    • ファン回転数を調整できるツール。説明書きがないのが気になる
    • 「Follow MSI Center Mode」を選択した

動作確認

一通り終えてから、

  • ケースの上部にあるヘッドホン端子やUSB端子が使えること
  • 背面の端子が使えること
  • 負荷をかけても動くこと

をそれぞれ確認。

トラブルシュート

上の流れは正しいルートで、実はやらかしルートがあったり。

Windowsの初期化をしたら旧マシンの環境が戻ってきた

OSのバージョンを見たら、サポート欄にドスパラの連絡先が……!

旧マシンからSSDをそのまま持ってきて、工場出荷状態に戻そうとしたらそれはそう。

インストールメディアから起動し、SSDパーティションを全削除してからインストールして解決した。

冷却ファンが高い回転数を維持する

  • CPUグリスが不足していたので塗り直した
  • 冷却ファンの一部が水冷式のポンプ用の端子につながっていたので、冷却ファン用の端子に繋ぎかえた
  • BIOSアップデートをした
  • MSI Centerからモードの設定をした

で解消した。

USBオーディオバイスの音が途切れる

BIOSアップデートをしたら解消した。

IOシールドの爪が端子にめり込んでる

マザーボードのDisplayPortにめり込んでたのでマザーボードを付け直した。

組み立て時に気づけなかったのが痛い。ショートしてなければいいのだけど。

CPU温度がやや高い

アイドル状態でも50℃から60℃を維持している問題。

CPUクーラーを固定する金属パーツの固定が甘かった。

ねじ締め直した結果、同じような室温と使用状態で45℃まで下がるようになった。

Z.O.E Anubis でノイズが乗る

USBオーディオバイスのサンプリングレートを変更して解消した。

雑感

動かし始めてから気が付く組み立てミスの多いこと。

ソフトウェアのトラブルはほとんどなかった。インストールして初期設定を済ませて終わり。

相性問題やブルースクリーンが発生すると思っていた。

*1:オフラインで作るには一手間かかる。今回は存在しないメールアドレスとパスワードで乗り切った

自作PC・組み立て

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用意するもの

  • ドライバー
    • サイズ色々あると良い。無印良品のドライバーセットで事足りた
  • 静電気の帯びにくい格好
    • 作業前にPCケースや金属の机で放電すれば大丈夫
  • 磁石で固定できるフラッシュライト
    • 手元を照らすのに大活躍
  • 調べごとのできるPCやスマートフォン
    • QRコードでマニュアルサイトに飛ばすスタイルも多いので

予習

  • 同じケースでの組み立て動画をいくつかをみた
  • マザーボードのマニュアル確認

組み立て

全体の組み立て手順はケースのマニュアル、マザーボードへのパーツ組み込みはマザーボードとCPUファンのマニュアルを参考に実施。

  1. ケースのふたをあける
  2. マザーボードにCPUとCPUクーラー、メモリを組み込む
  3. ケースに電源を組み込む
  4. ケースにマザーボードを組み込む
  5. ケースのファンや電源ボタン、USB端子をマザーボードと繋ぐ
  6. GPUマザーボードに取り付ける
  7. 電源ユニットから各ケーブルを繋ぐ
  8. 電源ケーブルを繋いで起動するか確認、起動しなければ5番へ
  9. 起動すれば組み立て完了

あるべきものが収まった状態。電源ユニットは下の箱。背面配線機能が活かせているのかは……

トラブル

  • 電源が入らない
    • CPU電源繋ぎ忘れ
    • ケースのスイッチケーブルがちゃんと刺さってない
  • GPU補助電源どれ
    • マニュアルでどれか刺さればいいよ、とアバウトな書き方に頭を抱えた。ネットで正しいピンを調べて無事結線
  • 冷却ファン全力運転
    • 水冷ポンプ用の端子に繋いでいたので普通のファンの端子に接続しなおし
    • CPUグリスが不足していた。塗りなおし*1

ノート

  • 何を繋ぐのか把握しておくこと
    • CPU電源
    • マザーボード電源(?)
    • GPU補助電源
    • ケースのフロントパネルの電源スイッチ、LEDランプ、オーディオ
    • ケース備え付けのファン
    • CPUファン
    • リアファン
  • CPUグリスは適量がわかりにくい。動画や写真の解説に目を通しておくこと
  • 詳細なマニュアルはオンラインで公開されていることが多い。あらかじめダウンロードするか、リンクをメモしてすぐに読めるようにしておくこと
    • 特にマザーボードはどの端子に何を繋ぐかは基板に印字されている文字だけでは判断が難しい
  • パーツは小さいのを優先して取り付けて、最後に大きなものを取り付ける。今回は手順通りGPUが最後で良かったが、もう少しCPUクーラーが大きければCPUが最後だったかも

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*1:まだ足りない気がするけど、ひとまず十分動いているし、サーマルスロットリングもないので大丈夫だと思う

自作PC・パーツ選び

左が組み込むパーツ、右が開けたばかりのケース

ざっくり現状

方針

  • CPUの性能不足を感じる時があるのでよりパワーのあるものにする
  • SSDは使いまわす
  • それ以外のパーツは新規購入する

パーツリスト

比較に現行のマシンも載せておく。

種類 ガレリア 新自作機 備考
ケース ガレリア専用 KTケース(ATX) Fractal North フロントには木があしらってあったり、背面配線対応のおしゃれなケース。左背面がメッシュ状のものを選択。容量がそれなりにあるので初心者でもいじりやすい。
OS Windows 11 Pro Windows 11 Pro 余っているライセンス流用
マザーボード PRIME B365-PLUS B650M GAMING PLUS WIFI Ryzen 7 9700X対応なので
CPU Core i7 9700K Ryzen 7 9700X 勢い
CPUファン Scythe 虎徹 MarkⅡ NOCTUA NH-U12A ここのファンは静かだから
グラフィック GeForce RTX2070 SUPER PNY GeForce RTX 4060TI 予算の制限に引っかかった
電源 オウルテック 650W 静音電源 Seasonic Focus GX-750 電源はSeasonicがおすすめと聞いたので
メモリ 16GB CORSAIR VENGEANCE DDR5 16GB*2 CPUとマザーボードに規格合わせて購入 DDR5対応はよかったが、OC用メモリプロファイル設定がIntel向けというミス
SSD 500GB + 2TB(Solidigm P44 Pro) Solidigm P44 Pro ガレリアから移植
追加ストレージ 2TB HDD - NASか外付けストレージに逃がす
光学ドライブ Blu-rayドライブ - 場合によっては外付けドライブ
フロントケースファン 12cm 静音 14cm * 2 Northのデフォルト
リアケースファン 12cm リア静音ケースファン NOCTUA NF-A12x25 PWM chromax レビューなど見ていると過剰っぽい
トップケース後部 14cm 静音ファン -

ノート

  • BTOのPCを買うかどうか悩んだが、自分で組んだほうが安いので組むことにした
    • 作業時間によっては高くつくけど……
  • CPUに対してGPUがバランス悪い気はする。性能不足だと思ったら割り切って交換
  • 光学ドライブ非搭載の構成はデスクトップだと初。利用頻度考えると確かになくても問題はない

WF-1000XM5レビュー

ざっくり

  • ソニーのフルワイヤレスイヤホン
  • ノイズキャンセリングの強さと音質の良さが売り
  • コーデックは標準的なSBCとAAC、音質重視のLDAC、新コーデックのLE Audio(ベータ版)に対応

外観

イヤホン本体は丸っこいデザイン、マイクのメッシュの赤みを帯びた金色がいいアクセントになっている。

ケースはコンパクトなデザイン。表面のさらさらとした加工は触り心地はいいが、剥がれやすく気になる人はケースに入れるといいかもしれない。Qi充電器のある底面は平らで自立する。

取り出しやすさ

引っ張り出すのではなく、親指の腹で内側から外側へ押し出すと取り出しやすい。

本体がつるつるしている上に耳に当たる部分は皮脂で滑りやすくなる。こまめに掃除するといいだろう。

装着感

イヤーチップにはポリウレタンフォームを採用している。よくあるシリコン製のイヤーチップに慣れていると、装着感と耐久性の面が気になるかもしれない。

一旦、イヤーチップを潰して、装着する。時間が経つとイヤーチップが大きくなり、耳の穴を塞ぐ。慣れてくれば装着はすぐにできるが、外でサッと音楽を聴くというよりは、どこか腰の押し付けられる場所でしっかり使うためのものという印象が拭えない。

イヤーチップの密着度はHeadphones Connectアプリで計測できる。密閉されていても圧迫感が強かったりする場合は一回り小さいものを選ぶといい。シリコンのイヤーチップと違って、内部で変形するので、普段とは違うサイズがフィットする。

コーデック

音質がよく、低遅延、接続安定性も期待できそうなので、LE Audioを使っている。ベータ版なのでどんな不具合が、と覚悟していたけど、ここ数週間を使っている間は問題なさそう。いくつかの機能が使えなくなっているけど、そのうち改善されるのだろうか。それともLE Audioの仕様上実現できないのだろうか。

音質重視や接続性重視のレビューはあちらこちらにあるのでそちら参照で。

音質

考慮すべき項目が多く、人それぞれとしかいえない。

イヤーチップのサイズがあっているかどうかで大きく変わる。低音も高音も元気に鳴らすが、サイズが合ってなかったりすると低音だけが強くなったり、逆に引っ込んだりする。

適切なものが選べれば、高音と低音がしっかり鳴りつつ、ピアノの弦を叩く音、リップノイズや残響音も聴こえる。

元気に鳴らしてくれるものだから、他のイヤホンが物足りなくなる。

接続安定性

家にいる時は安定している。

乗り換えの多い駅でも途切れたりはせず。何回か試すと途切れたりする時がある。

ダメだったのは秋葉原ヨドバシカメラのヘッドホン売り場のあたり。フィールドテストとしてはかなり過酷な場所だと思う。

極力、イヤホン本体で処理するのは避けるため、とDSEE Extremeもオフにしている。代わりに再生機器側でDSEE Ultimateを有効にして負荷を分散させている。

アクティブノイズキャンセリング

同じ部屋で動いている布団乾燥機の音が消せるほど強力、耳につけた瞬間に静寂が訪れるCM通り。強力すぎるので外で使うときは外音取り込みを有効にするか、ノイズキャンセリングをオフにしないと車に轢かれる。

外音取り込み

録音した音を聴いているような。それと、音源との距離感がずれている。

外で使う分には問題ないけど、家の中で使うときに布団をたたむ音が耳元でなった時は面食らった。

バッテリー持ち

再生で6時間は余裕、もっといけるかも。カタログスペックだとノイズキャンセリングOn、AAC接続、DSEEとEQなしでは8時間だから、結構期待できそうだ。

アプリ「Headphones Connect」

ファームウェアのアップデート、接続方式の設定、イコライザの設定のほか、場所や状態(座ってる、歩いてるなど)に応じて動的に外音取り込みの設定を変える機能の設定など色々できる。

最後の機能が場所ごとの設定が面倒なものの、移動中に外音取り込みがオンになるのは地味に便利。自動切り替えは半信半疑ではあったけど、移動中は外音取り込みが有効になり、電車に乗ると外音取り込みが無効になる。外音取り込みが予告なしで始まるから、いきなり外の音が聞こえるようになる。フェードインフェードアウトするとか何かあってもよかったのではなかろうか。でも、それで肝心な音を聞き逃しても困るし、この挙動で正しいのかもしれない。

雑感

装着のしやすさや外音取り込みはAirPods Pro、音質とノイズキャンセリングはWF-1000XM5といったところ。

WF-1000XM5の純正イヤーチップの圧迫感が苦手で、TechnicsのEAH-AZ80のイヤーチップを装着している。シリコン製イヤーチップ、ワックスガード付き、水洗い可と何かと使い勝手がいい。純正イヤーチップで問題ない人はそのままがいいと思う。

今回、色々と試して思ったのは耳のサイズに合うかどうかで音の出方が変わること。いい方にも悪い方にも簡単に変わる。好きな音を求めてイヤーチップやイコライザーの調整を頑張る人がいるのも頷ける。どう考えての沼なので周りから眺めるだけにしたい。

肌に触れるものは、実際に試してみましょう、で一つ。

続・WATCH_DOG_VIOLATION

Googleのトップにでてきてぐんにょり

わかっていること

  • 症状としては週1ぐらいの頻度で発生
  • 連続して起きる日もあればそうでもない
  • 負荷テストをかけたりしても起きない
    • 長い時間走らせたら起きるかもしれない

試したこと

  1. 高速スタートアップ無効化
  2. 全ディスクの chkdsk /r
  3. sfc /scannow
  4. dism /online /cleanup-image /restorehealth

予備案

  • MacBook Airをメイン機昇格、ゲームはGPW WIN Miniなどに任せる
    • PCではないといけないのは原神ぐらい。カスメは頻度が低いのでデータさえ退避できれば
  • GPD WIN MiniのSSD換装・外付けGPU
    • 15万円程度でそこそこ性能の良いマシンになる
    • この小さい筐体のマシンをフル稼働させて一体どれぐらい持つのか、複雑な構成にして安定するのか
  • 新PC購入
  • 思い切って更新。25万から30万コース
  • 増設したSSD以外総とっかえ
    • CPU、マザーボード、電源、メモリなどを最新のパーツに置きかえる
    • SSDもフォーマットするので原因を引き継ぐリスクが低い、と思いたい
    • OSライセンス、ストレージ、ケースは使いまわせるので20万ほどに収まりそう