地上から600㎞の衛星軌道上で作業中のスペースシャトルがデブリの雨に襲われて壊滅してしまう。
生き残った宇宙飛行士の二人は文字通りの全力を出して地球への帰還目指す、という話。
宇宙の描写が見事でとてもきれいだった。壊れた物体がさまよっていく様子もまたグッド。
劇場があれだったのかなんだったのかわからないが異常に低音が響く箇所があって少々、心臓に悪かった。
ネタバレ含む覚書
- 女性飛行士のライアンが主人公、もう一人の男性飛行士のマットはいい人
- 登場人物二人でよく話が進められるなぁ、と
- デブリの雨に襲われたのはロシアが衛星をミサイルで処分したから
- 現実では中国が高高度の衛星を破壊している 人工衛星破壊実験は「史上最大規模の宇宙ごみ投棄」
- 破片はほかの衛星に衝突し、破壊の連鎖を引き起こす。通信システムは破壊され地上との通信も途絶えてしまう
- この作品の地球、しばらくの間は宇宙に出られないのではないかしらん
- ケスラーシンドローム - Wikipedia
- しかもこのデブリの雨、不定期に襲ってくるので非常に怖い
- 小川一水の短編集「老ヴォールの惑星」に衆力されている「漂った男」に近い物語かな、と予想していたのだけど、実際はすごくアクションしてた
- ライアンの成長物語としてみると非常にオーソドックス