wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

現実と虚構の衝突

昔、アメリカであったラジオ番組を思い出した。
火星人が襲来した様子をニュース番組仕立てにして、ラジオで放送したら、本物だと勘違いして騒動に発展した、と。


ケータイ小説に対する拒否反応の理由の一つに作者が現実と虚構の切り離し失敗していることが考えられる。
自分の経験を元に小説を書くと言うのは、ケータイ小説に限らず多く見られるし、これ自体は問題ないと思う。
問題になるのは作者*1とキャラクター*2の切り離しに失敗していること。
キャラクターに対する感情が実は、作者に対しても向けられる形になる。
これが生理的に受け付けられないのではないだろうか。


そもそも、インターネット自体が現実と虚構の区別が曖昧なメディアだ。
現実も虚構も文章として載ってしまえば、どれも同じ文章に過ぎない。
区別するには矛盾点を探すなど、いろいろしないといけない。
感動するのも怒りを感じるのも検証してからにしないと、騙されてしまうし、感情の無駄遣いになる。
とはいえ、インターネットで見かけた文章のすべてを嘘だと思ってかかるのは疲れる。
最近はそういうこともあるだろう、と受け止めることにしている。
後から嘘だったとわかれば、嘘だったのか、で済ませる。
インターネットで書かれている文章の多くは自分自身とは関係のないことだ。
過剰に反応する義理はどこにもない。

*1:現実

*2:キャラクター