wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

中二病の話(16:54 誤記修正orz)

設定だけ抽出すると、中二病の作品はそんな特別な設定ではないと思う。
では、何が中二病とそうでないものにわけるのだろうか?
諸説が多いのでこう考える、と言うことで。

裏付け

なぜ、そうなったのか、と言う裏付けがきちんとあるかどうか。
裏付けが無いとキャラクターが軽くなってしまうように思う。
子どもが背伸びしていたり、演じている印象がある。

作者の自己投影

  • キャラクターの行動を作者が歪めている。
  • 作者が登場人物になっている。

要素としてはこんなところだろうか。
作者をモデルにした登場人物が出てくる小説は多いので、イコールではないと思う。
作品世界で自由になりたい、と言う作者の願望が投影されると中二病と感じるのかも知れない。

雑感

怖いのは中二病の概念に捕らわれてしまうこと。
自分の書いているものはそう見えてくるから愛着無くすし、他人の書いているものもそう見えて面白く無くなる。
あまり、意識しない方が無難かも知れない。
量が質を生むと言う考え方もあるのだから、試行錯誤は重ねていきたい。
昔、書いた作品を見て中二病だなぁ、と笑えるならそれは成長した証と捉えて良い。

追記

それはおそらく「Mary Sue」と呼ばれるものと同一ではないだろうか。
定義だけ見るとちょっと違うかな。だとしてもすごく近い。

http://d.hatena.ne.jp/wiz-stargazer/20090104/1231049992

ではないだろうか、ではなくてそのもの。
中二病だと感じる要素の中に「Mary Sue」がある。


気恥ずかしさを覚えて、手を抜いたり、放棄するから中二病の作品になってしまうとも思う。
何処までも突き抜けてしまえば、それは立派な作品になるのではないかな?