wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

WF-1000XM5レビュー

ざっくり

  • ソニーのフルワイヤレスイヤホン
  • ノイズキャンセリングの強さと音質の良さが売り
  • コーデックは標準的なSBCとAAC、音質重視のLDAC、新コーデックのLE Audio(ベータ版)に対応

外観

イヤホン本体は丸っこいデザイン、マイクのメッシュの赤みを帯びた金色がいいアクセントになっている。

ケースはコンパクトなデザイン。表面のさらさらとした加工は触り心地はいいが、剥がれやすく気になる人はケースに入れるといいかもしれない。Qi充電器のある底面は平らで自立する。

取り出しやすさ

引っ張り出すのではなく、親指の腹で内側から外側へ押し出すと取り出しやすい。

本体がつるつるしている上に耳に当たる部分は皮脂で滑りやすくなる。こまめに掃除するといいだろう。

装着感

イヤーチップにはポリウレタンフォームを採用している。よくあるシリコン製のイヤーチップに慣れていると、装着感と耐久性の面が気になるかもしれない。

一旦、イヤーチップを潰して、装着する。時間が経つとイヤーチップが大きくなり、耳の穴を塞ぐ。慣れてくれば装着はすぐにできるが、外でサッと音楽を聴くというよりは、どこか腰の押し付けられる場所でしっかり使うためのものという印象が拭えない。

イヤーチップの密着度はHeadphones Connectアプリで計測できる。密閉されていても圧迫感が強かったりする場合は一回り小さいものを選ぶといい。シリコンのイヤーチップと違って、内部で変形するので、普段とは違うサイズがフィットする。

コーデック

音質がよく、低遅延、接続安定性も期待できそうなので、LE Audioを使っている。ベータ版なのでどんな不具合が、と覚悟していたけど、ここ数週間を使っている間は問題なさそう。いくつかの機能が使えなくなっているけど、そのうち改善されるのだろうか。それともLE Audioの仕様上実現できないのだろうか。

音質重視や接続性重視のレビューはあちらこちらにあるのでそちら参照で。

音質

考慮すべき項目が多く、人それぞれとしかいえない。

イヤーチップのサイズがあっているかどうかで大きく変わる。低音も高音も元気に鳴らすが、サイズが合ってなかったりすると低音だけが強くなったり、逆に引っ込んだりする。

適切なものが選べれば、高音と低音がしっかり鳴りつつ、ピアノの弦を叩く音、リップノイズや残響音も聴こえる。

元気に鳴らしてくれるものだから、他のイヤホンが物足りなくなる。

接続安定性

家にいる時は安定している。

乗り換えの多い駅でも途切れたりはせず。何回か試すと途切れたりする時がある。

ダメだったのは秋葉原ヨドバシカメラのヘッドホン売り場のあたり。フィールドテストとしてはかなり過酷な場所だと思う。

極力、イヤホン本体で処理するのは避けるため、とDSEE Extremeもオフにしている。代わりに再生機器側でDSEE Ultimateを有効にして負荷を分散させている。

アクティブノイズキャンセリング

同じ部屋で動いている布団乾燥機の音が消せるほど強力、耳につけた瞬間に静寂が訪れるCM通り。強力すぎるので外で使うときは外音取り込みを有効にするか、ノイズキャンセリングをオフにしないと車に轢かれる。

外音取り込み

録音した音を聴いているような。それと、音源との距離感がずれている。

外で使う分には問題ないけど、家の中で使うときに布団をたたむ音が耳元でなった時は面食らった。

バッテリー持ち

再生で6時間は余裕、もっといけるかも。カタログスペックだとノイズキャンセリングOn、AAC接続、DSEEとEQなしでは8時間だから、結構期待できそうだ。

アプリ「Headphones Connect」

ファームウェアのアップデート、接続方式の設定、イコライザの設定のほか、場所や状態(座ってる、歩いてるなど)に応じて動的に外音取り込みの設定を変える機能の設定など色々できる。

最後の機能が場所ごとの設定が面倒なものの、移動中に外音取り込みがオンになるのは地味に便利。自動切り替えは半信半疑ではあったけど、移動中は外音取り込みが有効になり、電車に乗ると外音取り込みが無効になる。外音取り込みが予告なしで始まるから、いきなり外の音が聞こえるようになる。フェードインフェードアウトするとか何かあってもよかったのではなかろうか。でも、それで肝心な音を聞き逃しても困るし、この挙動で正しいのかもしれない。

雑感

装着のしやすさや外音取り込みはAirPods Pro、音質とノイズキャンセリングはWF-1000XM5といったところ。

WF-1000XM5の純正イヤーチップの圧迫感が苦手で、TechnicsのEAH-AZ80のイヤーチップを装着している。シリコン製イヤーチップ、ワックスガード付き、水洗い可と何かと使い勝手がいい。純正イヤーチップで問題ない人はそのままがいいと思う。

今回、色々と試して思ったのは耳のサイズに合うかどうかで音の出方が変わること。いい方にも悪い方にも簡単に変わる。好きな音を求めてイヤーチップやイコライザーの調整を頑張る人がいるのも頷ける。どう考えての沼なので周りから眺めるだけにしたい。

肌に触れるものは、実際に試してみましょう、で一つ。

続・WATCH_DOG_VIOLATION

Googleのトップにでてきてぐんにょり

わかっていること

  • 症状としては週1ぐらいの頻度で発生
  • 連続して起きる日もあればそうでもない
  • 負荷テストをかけたりしても起きない
    • 長い時間走らせたら起きるかもしれない

試したこと

  1. 高速スタートアップ無効化
  2. 全ディスクの chkdsk /r
  3. sfc /scannow
  4. dism /online /cleanup-image /restorehealth

予備案

  • MacBook Airをメイン機昇格、ゲームはGPW WIN Miniなどに任せる
    • PCではないといけないのは原神ぐらい。カスメは頻度が低いのでデータさえ退避できれば
  • GPD WIN MiniのSSD換装・外付けGPU
    • 15万円程度でそこそこ性能の良いマシンになる
    • この小さい筐体のマシンをフル稼働させて一体どれぐらい持つのか、複雑な構成にして安定するのか
  • 新PC購入
  • 思い切って更新。25万から30万コース
  • 増設したSSD以外総とっかえ
    • CPU、マザーボード、電源、メモリなどを最新のパーツに置きかえる
    • SSDもフォーマットするので原因を引き継ぐリスクが低い、と思いたい
    • OSライセンス、ストレージ、ケースは使いまわせるので20万ほどに収まりそう

ゴースト「真空のセントエルモ」更新

更新内容

  • 肩に当たり判定追加(masterシェルのみ)
  • 肩のさわり反応追加
    • ダブルクリック、ホイール下回転で抱き寄せ判定

ということで抱き寄せ追加です。

二人っきりかつ好感度高くないと辛辣な反応するのであしからず。

配布ページ: Project Roche Limit - 真空のセントエルモ

ゴースト「イデアダイバー」用追加シェル「ちびろぜった」リリースされました

ないはこ。さんがゴースト「イデアダイバー」用に追加シェル「ちびろぜった」を作ってくださいました。

貴重な正面からカットのシェルです。

配布ページは 伺か低頭身企画「ぷにうか」 です。

Xperia 1 VIレビュー

はこ。

Xperia 1 VI

Xperia 1 VIと書いて「えくすぺりあ わん まーくしっくす」と読む。

Xperia Z5 Compact以来のXperiaなのでわくわくしている。

スペック

  • 画面: 120Hzまでの可変リフレッシュ対応、6.5インチ有機ELディスプレイ
  • メモリ: 12GB
  • ストレージ: 512GB
  • SoC: Snapdragon 8 Gen 3
  • 重量: 192g

カメラ省略。

セットアップ

プラスチック不使用の箱、独自のブレンドマテリアルと書かれているけどだいたいは紙だろう。ディスプレイの保護フィルムまで紙シールなのはかなりの徹底ぶり。

付属品は保証書と簡易説明書のみ。ケーブルやACアダプターは自前で用意する必要がある。SIMフリーモデルでここまで省略されるとは。

引継ぎはせずにアカウント連携だけ行ってあとは必要なアプリをインストールする。

ひたすらストアから落として、アプリ固有の引継ぎコードがあれば引き継いでいく。

デザイン

パンチホールなどのないディスプレイ、溝の彫られたアルミフレーム、背面パネルは凹凸加工されている。

ボタン類はすべて右側に配置され、上からボリューム、スリープボタン兼指紋センサー、シャッターボタンの順にならんでいる。シャッターボタンだけ押しやすいよう滑り止めの加工がされている。

精悍な印象を持ったけど、ケース次第では可愛くなったりもしそう。

「再生音質」

専用設定があり、この設定はスピーカー、ヘッドホンジャック、Bluetoothイヤホンに反映される。

エフェクトは音楽と動画で使いわけられる。

エフェクトによって得られる効果は確かにあり、動画再生時のDolby Soundは音の広がりが感じられる。

使っていて楽しいものの、何か相性問題を引き起こしそうな気もするので、何かあったら真っ先に切り替えてみようと思う。切り替え自体は「サイドセンスから簡単にできる。

Apple Musicでの再生時の挙動があやしい。Dolby Sound対応の楽曲をDolby Soundエフェクトを適用するのは正しい挙動なのかもしれないけど、音量が小さくなって音がすかすかになるのは許容できない。全曲ダウンロードしたりしたら落ち着いた気がする。

スピーカー

よく鳴るスピーカー、もちろん普通のスピーカーにつないだほうが音は出るが、単体でも十分に動画や音楽が楽しめる。体感、iPhoneよりも元気に鳴らしている印象。

オーディオジャック

Moondrop ARIA2やゼンハイザーのHD25を使った印象、ホワイトノイズは少なくしっかり鳴らせている印象。

カメラ

初期設定でさくっと撮ると、見たままのものが取れる印象。全体的に白く出やすい気はするので要調整か。この辺、よしなにやってくれるiPhoneに慣れているので正しい感想なのか自信がない。

手振れの補正はされているが、ちょっと弱い気もするので、持ち方変えるなりなんなりしたい。

4㎝ぐらいまで寄れるテレマクロ機能は、普段気が付かない一面を問れるのでなかなか面白い。調整は完全にマニュアル、Xperiaのディスプレイではピントがあっているように見えて、PCのディスプレイではぶれていたりするのでなかなか難しい。

カメラ撮影時はボリュームボタンがズーム切り替え、シャッターボタン半押しでオートフォーカス、押し切って撮影とデジカメの操作系で使えるのはさすが。使っていて楽しい。

夜景

  • ƒ/1.9
  • 1/15
  • 6.08 mm
  • ISO 200

テレマクロ

何かわからないけど植物。

  • ƒ/2.8
  • 1/60
  • 13.99 mm
  • ISO 64

ディスプレイ

4Kディスプレイを捨て、バッテリー持ちを手に入れたというディスプレイ。

色を忠実に表現するモード、色を鮮やかに楽しむモードがあり、前者は写真や動画の撮影と編集、後者は普段使いや動画を視聴する際に使うとよさそう。

設定で120Hzまで有効にしてやると、動くときはリフレッシュレートがあがり、必要ない場面では下がる。待機中のバッテリー消費が抑えられる。

マイク

Music Proアプリを使って録音して加工したら、サーキュレーターやエアコンの駆動音が消えて、声だけがしっかり残った。リップノイズまで残るのは予想外だったけど、ボーカル録音用にも使えるなら、当然のことだろう。

加工する前でもそんなにノイズを拾っている印象はない。通話には問題なさそう。

バッテリー持ち

軽く設定をいじった結果、一日使っても半分以上は残っている。

日中はナビや検索、ゲーム、写真撮影といろいろ使って、追加充電の必要が感じられないの強い。バッテリーがへたってきたら話が変わると思うが、いたわり充電機能もあり、数年後でも安心して使えそう。

Wi-Fi

Wi-Fi 6Eまで対応、秋ごろのアップデートでWi-Fi 7対応予定とのこと。

接続方式 上り 下り
無線LANXperia 1 VI 528Mbps 49.5Mbps
有線LAN、デスクトップ機 326Mbps 64.44Mbps

テストはWi-Fi 6E環境で行った。しっかり6GHz帯を掴んで、この速度が出て安定もしているのだから素晴らしいの一言。

有線を超えたのはデスクトップ機がそろそろお年だからだろうか。

Bluetooth

ver.5.4、LE Audio対応機種は貴重。

Qualcommのページを見ると、

  • aptX
  • aptHD
  • aptX Low Latency
  • aptX Adaptive

に対応している。

音質重視のロスレスにはLDACやSnapdragon Soundに対応。

対応しているヘッドホンと組み合わせれば低遅延や高音質で音楽や動画、ゲームが楽しめる……自分の用途にあわせて対応しているヘッドホンを選ぶのが大変そう。

充電

USB-CとQiに対応している。

Qiでも15Wで充電できるけど、もっぱらUSB-Cで充電している。

いたわり充電機能があり、バッテリーに負担のかけない充電ができる。自動学習設定、90%や80%止めが選べられるので状況に応じて使うとよさそう。

「ゲームエンハンサー」

ゲームを支援するアプリでインストールしたゲームアプリのショートカットも兼ねている。

ゲームの起動を検出すると、ショートカットアイコンがオーバーレイ表示される。アイコンを操作して、エンハンサーの画面が開く。

FPS、消費電力、バッテリー残量、温度のパフォーマンスモニター、スクリーンショットや動画の撮影支援機能、パフォーマンス調整などなど。

タッチエリアの最適化もできるので、うっかり触れてしまうエリアを無効化することもできる。

バッテリー充電せず、外部からの電源供給だけで駆動する設定は、長時間ゲームをやる場面以外でも活躍しそう。

アップデート

最大3回のOSバージョンアップ、4年間のセキュリティアップデートが保証されているとのこと。

雑感

iPhone 15 Pro Maxをメイン機にしているものの、使っているのが楽しいのでXperia 1 VIの利用頻度が高い。

楽しい理由を探ってみると、設定や調整する場面が多いからだと思う。ちょっと、ホワイトバランス変えたり、音質設定変えたり。

流石にケースなしで使うのも怖いので、何か所が電気屋の売り場をめぐった。アクセサリ類が壊滅的に少ないことにおののいた。iPhoneが多すぎるともいう。純正ケースがよくできているのでそれでしばらくは良いかな、と思う。

Xperia Z5 Compactと重ねて撮影。大きくなったね