はこ。
Xperia 1 VI
Xperia 1 VIと書いて「えくすぺりあ わん まーくしっくす」と読む。
Xperia Z5 Compact以来のXperiaなのでわくわくしている。
スペック
- 画面: 120Hzまでの可変リフレッシュ対応、6.5インチ有機ELディスプレイ
- メモリ: 12GB
- ストレージ: 512GB
- SoC: Snapdragon 8 Gen 3
- 重量: 192g
カメラ省略。
セットアップ
プラスチック不使用の箱、独自のブレンドマテリアルと書かれているけどだいたいは紙だろう。ディスプレイの保護フィルムまで紙シールなのはかなりの徹底ぶり。
付属品は保証書と簡易説明書のみ。ケーブルやACアダプターは自前で用意する必要がある。SIMフリーモデルでここまで省略されるとは。
引継ぎはせずにアカウント連携だけ行ってあとは必要なアプリをインストールする。
ひたすらストアから落として、アプリ固有の引継ぎコードがあれば引き継いでいく。
デザイン
パンチホールなどのないディスプレイ、溝の彫られたアルミフレーム、背面パネルは凹凸加工されている。
ボタン類はすべて右側に配置され、上からボリューム、スリープボタン兼指紋センサー、シャッターボタンの順にならんでいる。シャッターボタンだけ押しやすいよう滑り止めの加工がされている。
精悍な印象を持ったけど、ケース次第では可愛くなったりもしそう。
「再生音質」
専用設定があり、この設定はスピーカー、ヘッドホンジャック、Bluetoothイヤホンに反映される。
エフェクトは音楽と動画で使いわけられる。
エフェクトによって得られる効果は確かにあり、動画再生時のDolby Soundは音の広がりが感じられる。
使っていて楽しいものの、何か相性問題を引き起こしそうな気もするので、何かあったら真っ先に切り替えてみようと思う。切り替え自体は「サイドセンスから簡単にできる。
Apple Musicでの再生時の挙動があやしい。Dolby Sound対応の楽曲をDolby Soundエフェクトを適用するのは正しい挙動なのかもしれないけど、音量が小さくなって音がすかすかになるのは許容できない。全曲ダウンロードしたりしたら落ち着いた気がする。
スピーカー
よく鳴るスピーカー、もちろん普通のスピーカーにつないだほうが音は出るが、単体でも十分に動画や音楽が楽しめる。体感、iPhoneよりも元気に鳴らしている印象。
オーディオジャック
Moondrop ARIA2やゼンハイザーのHD25を使った印象、ホワイトノイズは少なくしっかり鳴らせている印象。
カメラ
初期設定でさくっと撮ると、見たままのものが取れる印象。全体的に白く出やすい気はするので要調整か。この辺、よしなにやってくれるiPhoneに慣れているので正しい感想なのか自信がない。
手振れの補正はされているが、ちょっと弱い気もするので、持ち方変えるなりなんなりしたい。
4㎝ぐらいまで寄れるテレマクロ機能は、普段気が付かない一面を問れるのでなかなか面白い。調整は完全にマニュアル、Xperiaのディスプレイではピントがあっているように見えて、PCのディスプレイではぶれていたりするのでなかなか難しい。
カメラ撮影時はボリュームボタンがズーム切り替え、シャッターボタン半押しでオートフォーカス、押し切って撮影とデジカメの操作系で使えるのはさすが。使っていて楽しい。
夜景
- ƒ/1.9
- 1/15
- 6.08 mm
- ISO 200
テレマクロ
何かわからないけど植物。
- ƒ/2.8
- 1/60
- 13.99 mm
- ISO 64
ディスプレイ
4Kディスプレイを捨て、バッテリー持ちを手に入れたというディスプレイ。
色を忠実に表現するモード、色を鮮やかに楽しむモードがあり、前者は写真や動画の撮影と編集、後者は普段使いや動画を視聴する際に使うとよさそう。
設定で120Hzまで有効にしてやると、動くときはリフレッシュレートがあがり、必要ない場面では下がる。待機中のバッテリー消費が抑えられる。
マイク
Music Proアプリを使って録音して加工したら、サーキュレーターやエアコンの駆動音が消えて、声だけがしっかり残った。リップノイズまで残るのは予想外だったけど、ボーカル録音用にも使えるなら、当然のことだろう。
加工する前でもそんなにノイズを拾っている印象はない。通話には問題なさそう。
バッテリー持ち
軽く設定をいじった結果、一日使っても半分以上は残っている。
日中はナビや検索、ゲーム、写真撮影といろいろ使って、追加充電の必要が感じられないの強い。バッテリーがへたってきたら話が変わると思うが、いたわり充電機能もあり、数年後でも安心して使えそう。
Wi-Fi
Wi-Fi 6Eまで対応、秋ごろのアップデートでWi-Fi 7対応予定とのこと。
接続方式 | 上り | 下り |
---|---|---|
無線LAN、Xperia 1 VI | 528Mbps | 49.5Mbps |
有線LAN、デスクトップ機 | 326Mbps | 64.44Mbps |
テストはWi-Fi 6E環境で行った。しっかり6GHz帯を掴んで、この速度が出て安定もしているのだから素晴らしいの一言。
有線を超えたのはデスクトップ機がそろそろお年だからだろうか。
Bluetooth
ver.5.4、LE Audio対応機種は貴重。
Qualcommのページを見ると、
- aptX
- aptHD
- aptX Low Latency
- aptX Adaptive
に対応している。
音質重視のロスレスにはLDACやSnapdragon Soundに対応。
対応しているヘッドホンと組み合わせれば低遅延や高音質で音楽や動画、ゲームが楽しめる……自分の用途にあわせて対応しているヘッドホンを選ぶのが大変そう。
充電
USB-CとQiに対応している。
Qiでも15Wで充電できるけど、もっぱらUSB-Cで充電している。
いたわり充電機能があり、バッテリーに負担のかけない充電ができる。自動学習設定、90%や80%止めが選べられるので状況に応じて使うとよさそう。
「ゲームエンハンサー」
ゲームを支援するアプリでインストールしたゲームアプリのショートカットも兼ねている。
ゲームの起動を検出すると、ショートカットアイコンがオーバーレイ表示される。アイコンを操作して、エンハンサーの画面が開く。
FPS、消費電力、バッテリー残量、温度のパフォーマンスモニター、スクリーンショットや動画の撮影支援機能、パフォーマンス調整などなど。
タッチエリアの最適化もできるので、うっかり触れてしまうエリアを無効化することもできる。
バッテリー充電せず、外部からの電源供給だけで駆動する設定は、長時間ゲームをやる場面以外でも活躍しそう。
アップデート
最大3回のOSバージョンアップ、4年間のセキュリティアップデートが保証されているとのこと。
雑感
iPhone 15 Pro Maxをメイン機にしているものの、使っているのが楽しいのでXperia 1 VIの利用頻度が高い。
楽しい理由を探ってみると、設定や調整する場面が多いからだと思う。ちょっと、ホワイトバランス変えたり、音質設定変えたり。
流石にケースなしで使うのも怖いので、何か所が電気屋の売り場をめぐった。アクセサリ類が壊滅的に少ないことにおののいた。iPhoneが多すぎるともいう。純正ケースがよくできているのでそれでしばらくは良いかな、と思う。