Makuakeで出資したGPD Winが届いた。設定まわりが落ち着いてきたのでレビュー。
概要
- 5.5インチのクラムシェルPC
- キーボードはクリック感が強い。両手で持って親指で打つか、テーブルに置いて一指し指で打つ感じ
- タッチパネル搭載
- ゲームパッドを内蔵している。左右のアナログスティック、十字キー、ABXYボタン、L1L2R1R2ボタンがある。DirectInput、XInput、マウスモードに切り替え可
- CPU Atom X7-8700、メモリ4GB、eMMC 64GBとAtom搭載機で見るとスペック高め
- USB Type-C、USB Type-A、MicroSD、HDMI Mini Type Cと端子が豊富
- Wi-Fi、Bluetooth対応
長所
- 驚きの拡張性。物は試しにとBluetoothでマウスとキーボード、USB Type-AにiPadをついないでDuetDisplayを使ってデュアルディスプレイPCにしてみた。これでブラウジングできるのだからすごい
- コントローラ。joytokeyと組み合わせて使っている。片手で艦これさくさくできるようになってしまった
- 艦これはともかく、3Dのゲームでも軽いものなら動く模様
- 意外ときれいなディスプレイ
気になったところ
- デフォルトが縦表示になる。スマートフォン向けのディスプレイを利用しているから、らしい。OSの設定で270度回転固定にすればよい。ゲームによっては相性が悪い模様
- やや塗装の甘いところがあり、縁にバリ(?)がある。使用に問題はない
- ディスプレイのヒンジに隙間がある。全体的に右に寄っている。使用に問題はない
- キーの配置ミスはないようだ。ただ、アナログスティックにへこみがあった。使用に問題はない
- OSのライセンスが不適切っぽい? これは対応待ち
- 電源ケーブル指した時の挙動があやしい。BIOSのアップデートで修正されたりしている模様
- LRのボタンに遊びがあってかたかたする。押せば判定はされるけど、心もとない
- 何やらピーキーなUSB Type-C、新しい規格だからしょうがないか。今のところは給電用と割り切っている
- と気になったところはあるものの、許容範囲内。久しぶりにいじりがいのあるPCでわくわくしている。今出ている不具合なども一般販売するころには解消されることを期待
ほか
- このサイズのPCはあまりない。GOLE1、Ockel Sirius Aあたりだろうか
- ゲームのコントローラにディスプレイとキーボードが搭載されたようなものなので、長文を打つには不向き。長文を打つ用途ならだいぶ、値段が下がったポータブックなどのほうがよさそう