wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

Apple Watch Series 8 レビュー

ざっくり

  • Apple Watch SE から乗り換え。
  • ステンレススチールなのでアルミよりは重たいがそんなに気にならない。
  • バッテリー持ちは変わらず。
  • 血中酸素濃度と心電図、新しく加わった皮膚温センサーは今後に期待。

細かく

筐体

Apple Watch SE に比べると20g近く重たくなっている。

アルミニウムとステンレススチールの違いが大きそう。筐体サイズは1㎜だけど一回り大きい。つけ比べると気になるとは思うが、使っているうちに慣れてしまった。

サファイア前面クリスタル、フォルムの変更もあって丈夫にはなったらしい。ただ、ぶつければ割れるのはわかっているので早々にケースを装着した。

SIP

SE が S5 SIP、8 が S8 SIP

性能は20%向上しているらしいが、今のところ体感するような場面はなし。

ディスプレイ

SE にはなかった常時点灯ディスプレイで、軽く腕を動かすだけでも時間が確認しやすい。*1

ディスプレイが若干大きくなり、表示できる情報量も増えた。ラウンドも穏やかになったから、反射も控えめになり見やすくなった、と思う。

皮膚温センサー

手首はそもそも体温を測るのに不適切な部位なのだそうで、体温計の代わりにはならない。

大まかに体温の変化を追いかけられるから、性別に関係なく、体調管理には役立つだろう、たぶん。

血中酸素ウェルネスセンサー

運動する人向けセンサー。

裏面にセンサーがあって、手首からよしなに読み取ってくれる。

心電図

デジタルクラウンの面の部分にセンサーがあり、反対側の指をあてて測定する。

不整脈が出ているのでこれが本命……ただ、計測結果は今のところ問題なしばかりで、少しばかり残念。

バッテリー

最大18時間、低電力モード最大36時間。

1日のバッテリー駆動時間は、18時間の間に90回の時刻チェック、90回の通知、45分間のアプリ使用、Apple WatchからBluetooth経由で音楽を再生しながらの60分間のワークアウトを行った場合にもとづきます。Apple Watch Series 8(GPSモデル)の使用条件には、18時間のテスト全体にわたる、Bluetooth経由でのiPhoneへの接続が含まれています。

https://www.apple.com/jp/watch/battery/

22時に充電を終えて、そのまま睡眠中もつけて翌朝9時で残り80%、日中は仕事関連で通知をいくつか受け取ったりして、21時時点で残り30%から40%。

もっと、通知を絞ったり、常時点灯ディスプレイをオフにすれば、もしかすると1泊2日ぐらいなら充電不要かもしれない。

Apple Watch Series 8 は高速充電に対応し、45分で80%、75分で100%まで充電できるそうな。

雑感

iPhone 用外部ディスプレイ兼追加センサーユニットという性質は相変わらずで、ヘルスケアの項目が充実していくのが楽しい。

高速充電は対応充電器が必要であまり市場に出回っていない様子。純正のケーブルをうまく使いたいところ。

ステンレススチール、サファイア前面ガラスと SE より強度があがったから、ケースを使わなくても大丈夫と思っていた。が、さっそく、何回かぶつけて、あきらめた。普通のステンレスの時計でも風防以外は擦り傷だらけになるし、そういう未来が見える。

ディスプレイが少し大きくなったからもっと情報量の多い文字盤を、と考えていたが、結局、シンプルな形に落ちついている。必要最低限の情報を出してくれれば自分は満たされるらしい。

SIPのプロセスルールが次のモデルで変わるのではないか、と噂されている。消費電力が小さくなればバッテリー持ちがよくなる。他のスマートウォッチと水をあけられているポイントなので気になる。

*1:腕時計だったら当たり前の話なのだけど