wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

Eee PC 701レビュー

購入動機

そろそろ限界のPDASL-C700」の代替。
同じ値段でPCが買えてしまうのだから、技術の進歩は素晴らしい。

液晶

小さいと言われていた液晶は噂ほどでもないと思った。
たぶん、モバイルで触っていたのがSL-C700だったからだろう。
それと比べたらはるかに大きい。
さすがに液晶の綺麗さはSL-C700の方が有利だが、可読性はEee PCの方が優れている。
屋外でも見やすいのは嬉しい。

空き容量

かなり、シビアだと思う。
ひとまず、復元用の領域を最小に設定し、不必要なソフトをアンインストール。
SP3導入の煽りで残りが900MB程度。
軽量化で3GBぐらい確保する猛者もいる模様。


SDHCの速度がなかなかなので、プログラムやドキュメントはSDHCに保存してもいいだろう。

キーボード

確かにこのキーの幅は手が大きかったり、指が長いと苦労しそうではある。
実際問題として、自分のような人間には厳しい。
ただ、ある程度はなれがカバーしてくれる。
慣れないとSL-C700の方が早いかも知れない。


人間、なかなかよくできていて、割と早く慣れるようだ。
この記事書いている間に速度がずいぶんとあがってきた。


Fnキーとの組み合わせで、スリープ、無線LANのOn/Off、輝度調整、タスクマネージャー起動、ボリュームの調整などが簡単にできる。
無線LANはバッテリーを消費するので、使わないときはオフにするとよさそうだ。

導入しているソフト

Mozilla Firefox 3 RC1」
主力で使っているブラウザなので迷わず導入。
動作速度は悪くなのだけど、メモリの使用量が少々心配。

Opera 9.5 ベータ」
シンプルながらも必要な機能はしっかり抑えている軽量ブラウザ。
ちょっと、使ってみた感じではFx3RC1よりレスポンスは良かった。
伊達に世界最速を名乗ってはいないようだ。

Avira AntiVir
軽量・無料のアンチウィルス。
通常、使う分であれば、このアンチウィルスだけで事足りる。
アンチスパイウェア機能はないので、その点は注意。

「otbedit」
軽量・タブ対応のメモ帳。
よく洗練されているのが特徴。

「fenrir」
コマンドランチャー。
キーボードの使用頻度が高いのと、場所をとらないと便利なので導入。

「eeectl」
Eee PC向けのオーバークロック・ファン制御ツール。
簡単に使えるが危険性は高いので、利用は自己責任。
ニコニコ動画などCPUの能力を要求される場合は適度にオーバークロックさせることにした。

IME Watcher」
言語バーをタスクバーに納めると、かなりの領域を持っていくため。
タスクトレイに状態表示できるようになり、表示領域を節約できる。

無線LAN

今のところは自宅でのみ使用している。
無線LAN搭載のルーターと相性が若干、悪いのか時々つながらないことがあるが、悪くはないと思う。
大学構内にも無線LANのスポットはあるが、ごく限られているので、使用するのは難しいだろう。

使用感

大学にて

講義中にノートの代わりに使ってみた。
打ちなれていないこともあって、割とかつかつだった。
ノートに書き取るときと、キーボードで打ち込むのは思考法に違いがあるのかも知れない。

電車の中

ひざの上に乗せて使うと、ゆれる社内でも安定したタイピングができた。
液晶の視認性も低くはないし、らくらく使える。


さすがに立ちながら片手で操作するのは無謀だった。
ブラウジングならできそうだが、1kg近いものを片手で持ち続けるには無理があったようだ。

自宅

家の中を移動して使うには便利か。
無線LAN機器同士の干渉でもあるのか、無線LANを積んだ他のノートPCの横でやったら、互いにつながらなくなった。
これは設定などで対応できるかも知れない。

持ち運び

キャリングケースが付属なので、それにさっと入れて持ち運ぶことができる。
1kg弱だがかばんにいれて運ぶと軽い。
HDDを積んでいないので、衝撃にもある程度は強いのも嬉しい。

動画再生

Gyao
何事もなかったかのように再生してくれた。
クロック数を落とすとかくつくようだが、通常設定なら問題なさそうだ。

ニコニコ動画
画面解像度の問題がシビアで少々、見にくい。
動画によってかくつくかどうかの差が激しいが、十分に視聴できる範囲。
気になる場合はオーバークロックなり、高解像度化すれば良いだろう。

気になったところ

SSDの空き容量

この容量をどう処理するかで判断がわかれると思う。
動画や音楽を楽しみたい人には不向きだろう。
#SDHCで拡張するのもありだろうけどさ。

バッテリー持ち

これも輝度の調整である程度は伸ばせるし、使い方次第だろう。
あまり、無理をするとあっさり切れそうだ。

イヤホンジャックの問題

さすがに改善されただろう、と思って買ったのだけど、見事に改善されていなかった。
それどころか、症状が重いらしく、プラグを挿す、抜くの動作でプラグに深い傷がついていた。
音楽や動画の再生はほとんどしない予定だから、問題はないが、これから購入する人は気を付けた方が良い。
ブルートゥースUSBオーディオを使うのも手だろうか。

発熱

1時間ほど使っていると、それなりに温かくなってくる。
使う場所を考えたり、クロック数を下げるなど冷やす工夫が必要のように思う。
異常なにおいがするなどはなので、そう気にしなくても良いのか。

総評

スペックや用途に割りきりができる人には薦められる。
Eee PCの上位機種や新機種が発表されているが、現行のEee 701なども価格を下げて販売を続けると言う話もある。
今は店頭で49800だが39800まで下げるとか何だとか。
現行のEee PCのスペックに不満がある人も、現行のEee PCがほしい人も今しばらく、様子を見たほうがいいだろう。
この時期に買っても良いと思う人にとっては、買いではあると思う。
外で気兼ねなく使えるマシンは非常に少ない。
このEee PCはその少ないマシンのひとつだ。