wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

朝日新聞の朝刊とWindows Vista

http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200608150519.html
見た時に首をかしげてしまったのだが

 米マイクロソフト(MS)は15日(米国時間14日)、インターネット接続時にパソコンへのウイルス侵入を防ぐサービスの無料提供を世界一斉に開始した。同社が消費者向けのセキュリティー対策を無料で提供するのは初めて。ウィルス対策を有料で提供してきた既存のソフト会社には脅威になりそうだ。
 MSの新サービス「ウィンドウズ・ライブ・ワンケア・PC・セーフティ」は、同社のサイト(http://onecare.live.com/scan)にアクセスすると、ネットから侵入しようとするウイルスやスパイウエアを発見し、駆除してくれる。

常駐してファイルをリアルタイムでスキャンするアンチウィルスを提供するように見えて、実はただのオンラインスキャンサービスと言うオチ。
この手のサービスなら各種アンチウィルスのベンダーが展開している。

Windows Live OneCare PC セーフティについて
Windows Live OneCare PC セーフティは、PC の健康状態と安全性を維持する目的でオンデマンドのスキャンをすばやく実行する、Web ベースの無料サービスです。ガソリン スタンドに PC を持ち込んで、調整とオイル交換をしてもらう感覚で使用できます。また、このサービスでは、PC の日常的な問題点を解決するためのヒントも提供されています。

ちなみにWindows Live OneCare PC セーフティのヘルプでは上のように書かれてる。

 MSは6月に英国や米国で、パソコン内部にすでに存在するウイルスなどを検出するソフトの販売を始め、セキュリティー対策市場に初めて参入した。来年1月に発売する予定の次世代基本ソフト「ウィンドウズ・ビスタ」もウイルス対策機能を備えている。

Windows Vistaにアンチスパイウェア機能を組み込むと聞いた事はある。
アンチスパイウェアは組み込むけど、ウィルスチェックまではしないから別に買ってね、という話だった気が……。
調べてみるとVistaはウィルスに感染しにくくする工夫が施されているようだがから、ウィルス対策機能と書いても問題ないか?
文章の前後で意味が変わるから駄目だよなぁ。

 こうしたサービスを有料で提供してきた他のソフト会社は「MSは基本ソフトで圧倒的なシェアを握っている。その優位な立場を利用しようとしている」と反発している。

オンラインスキャンのサービスはあちこちの会社が展開しているし、実績を上げていると思うのだけど、反発しているのは何処だろう?
手ごわいライバルが現れた、と他のソフト会社には奮闘してもらいたいところ。