機種
- MacBook Air 2020 M1
- メモリ16GB
- SSD 1TB
- グラフィックコア 8
ざっくり
- ファンがないので静か
- 電池持ちがいい
- iOSアプリが動く(限定的だけど)
- 全体的に性能が底上げされていて快適
もう少し細かく
きびきび動く
パフォーマンスが向上し、全体的に滑らかに動く。
ベンチマークをとると異次元のスコアを叩き出している。
MacBook Air (Late 2020) vs MacBook Pro (13-inch Mid 2018) - Geekbench Browser
MacBook Air (Late 2020) | MacBook Pro (13-inch Mid 2018) | |
---|---|---|
Single-Core Score | 1743 | 997 |
Multi-Core Score | 7654 | 3830 |
キーボード
改良されても何かしらの不具合を抱えているバタフライキーボードから、シザーキーボードを改良したマジックキーボードに変更された。
キーの端っこを打ってもしっかり拾うバタフライキーボードのよさとシザーキーボードの打ちやすさを良い感じにブレンドしているように感じる。
ファンレス・熱を持たない
MacBookシリーズといえば、筐体が熱を持ちやすく、負荷をかけるとジェット機が飛ぶようなファンの回転音が聞こえるイメージがある。夏場は使うのを控えようか、と真面目に考えるぐらいに。
Apple Siliconの低発熱ぶりは伊達ではなく、ブラウジングとボイスチャットぐらいでは全く熱を持たない。ベンチマークを回してもほんのり温かくなるぐらいで、キーボードやパームレストが熱くならない。
バッテリー
Safariでブログの記事を書く程度の使い方だと1時間あたり数%ほどしか消費していない。
使い方によっては電源アダプターを持ち歩かなくてもよさそう。
互換性
プラットフォームが変わる大きな変更の割には、動いているアプリが多いという認識。
Parallels DesktopやDockerといった仮想マシンといったOS、ハードの影響を受けやすいソフトのほか、オンラインストレージのクライアントや動画再生ソフトが動かなかったりする。動かなくなると困るアプリや周辺機器を使っている人はメーカーの情報を確認したほうがいい。
この記事をちまちまと書いている間にも対応しているアプリが増えている。
トラブル
ソフトウェアの問題ならいずれアップデートで改善されるだろう。初物につきものとはいえ、なかなかスリリング。
- M1搭載Macの一部にて、Bluetooth機器の接続トラブル報告相次ぐ - Engadget 日本版
- Apple M1チップ搭載のMacでスクリーンセーバーを実行すると、スクリーンセーバーが解除できなくなり再起動するまでMacから締め出される不具合。
雑感
ポジティブなレビュー記事が多かったので実のところはどうなのだろう、とやや構えていたが、実際に使ってみたら記事通りで驚いた。
自分の使っている範囲では互換性の問題もなく、サクサク動作してバッテリー持ちがよいノートPCになっていた。使っている感覚はiPadなどのタブレット端末に近い。
今回のリリースはエントリーモデルを中心としたもので、ハイスペックモデルはIntel CPUのまま。高性能化したM1x(?)などを搭載し、デザインも刷新されたモデルが出るといううわさもある。
互換性の問題があるため、開発などでは悩む場面はあるだろうが、将来が楽しみなシリーズだ。