wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

2008/06/20分

メッセージなし6拍、メッセージあり8拍の合計14拍をいただきました。
どうもありがとうございます。

23:00 押井守監督によるアニメーション映画『GHOST IN THE SHELL』の中で、
23:01 自らが「情報の海で発生した生命体」であることを主張するコンピュータプログラムが語るセリフに、
23:03 「人間のDNAもまた、自己保存のためのプログラムに過ぎない」
23:04 「生命とは、情報の流れの中に生まれる結節点のようなもの」
23:05 「種としての生命は遺伝子という記憶システムをもち、人はただ記憶によって個人たりうる」
23:06 などというようなものがあります。また「現代の科学はいまだに生命を定義することができない」とも。
23:07 「人間であるか否か」ということも一つの命題ですが、何をもって生命と定義するのかということに
23:08 つながる、もしくは発展しそうな気がします。

意味深な台詞ですね。
人間と機械的なアンドロイドだと、有機物対無機物のわかりやすい対立になります。
これが人間と人間そっくりな無機物のアンドロイド、人間とそっくりな有機物のアンドロイド、と人間に近くなっていくと、この対立が変わってきます。
その中で確かに何を持って生物なのか、と言う定義問題も出てきそうですね。
「造物主の掟」と言う本に探査用ロボットが独自の進化を遂げて、人間によく似た存在になっている種族がでてきます。
それを生物と言わないのは傲慢ではないだろうか(意訳)とあって考えさせられました。
思いのほか、はっきりとした境目は無いのかも知れません。