wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

本音と建前の混在しやすいネットで

ブログ上では問題ないと建前を使い、チャットなど別の場所で本音が晒されている。
現実世界での使い分けは物理的・時間的に遮断されているので、誰かが漏らさない(私はこの表現が嫌いだ)限りは建前を聞いている人は本音を聞くことはない。


インターネットにはこの物理的・時間的制約を超える特性がある。
たとえば、この記事は自宅で書いているがインターネットに接続できる環境があれば、地球の反対側からでも閲覧できる。
記事を消すか、修正しない限りはこの言葉はこの場に残り続ける。
短時間で消失するはずの言葉が記録として残る。


現実世界では難しかった建前を聞いていた人が本音を知る事態が容易に起こりうる。
建前と本音の差が大きいほど、問題に繋がるだろう。
閲覧する側としては疑心暗鬼になってしまうのではないだろうか。
もし、この発言をしたら、こう思われてしまうのではないか、と自分の中で完結する。
負の連鎖で閉じた世界ができあがる。


打破するにはどうすればよいだろうか?
本音と建前の使い分けをやめればいい。
答えは単純で明快だ。
これがもっとも難しいのだが。