前提として
カテゴライズについては延々と火を吹いている話題なので、柔らかく受け止めたり流したり放り投げたりする方向でひとつ。
ファンタジー
- 魔法やその他の超自然的・幻想的・空想的な事物を主要な要素とした作品が所属するジャンル
- ファンタジーはサイエンス・フィクションやホラーとは科学や死のテーマを避けることで概ね区別されるが、重なる部分は多い。いずれもスペキュレイティブ・フィクションの一種
- 様々な点で現実世界と異なった世界を題材にした作品のこと。
- 源流は神話伝説でこれらを素材にして作られた。
- 18世紀に書かれたガリヴァー旅行記が英国ファンタジーの先駆的な作品になる
- ファンタジーは児童文学の一分野として扱われながらも、対象を大人に広げ、サイエンス・フィクションとも相互に影響して発展していく
- この時点でどちらの区分か曖昧な作品が出ていた
- 児童文学に分類されない近代ファンタジーは定義によるが、1920年代から1940年代にかけて生まれた。
- 黎明期は1910年代らしい
- 1954年に登場した指輪物語が転機になる
- 英国・欧州とアメリカで評価や影響が異なる
- 英国や欧州では神話の構築という独自の立場による作風と高い文学性、架空の神話から人工言語まで創り、極めて綿密に正解を構築した点などが高く評価されている。
- アメリカでは文学性と綿密な世界観が高く評価された。神話の構築は既に行われていたたため、あまり評価されなかった。ファンタジー形成当初から神話を持たない民であるアメリカ人の為の人造神話としての役割があったから。
- サイエンス・フィクションがファンタジーの要素を取り込んだ作品を多数送り出す1960年代から1970年代にかけて、両者の交流が進む過程で薄まり、1980年代中頃には両者に違いはさほど見られなくなった。
- 英国・欧州とアメリカで評価や影響が異なる
幻想文学
- 定義や範疇は曖昧で、神話や民話、寓話などの一部にもその傾向が見られる
- カテゴライズできる作品は近代小説成立以前からある
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いや、そりゃそうだろうが無敵すぎやしないか、その解釈
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- カテゴライズできる作品は近代小説成立以前からある
- 源流は神話や民話にあり、アニミズムに基づいて精霊や妖精の物語が作られた
まとめる気力が尽きた- W幻想文学 - Wikipediaの記述だとファンタジーとは違う印象を受けるけど、幻想文学 とは - コトバンクを見ると大分類として存在すると考えてよさそう。
- 成立の歴史を見ると似たような流れを組むけど違うものだという印象。派の問題かな?
- W幻想文学 - Wikipediaの記述だとファンタジーとは違う印象を受けるけど、幻想文学 とは - コトバンクを見ると大分類として存在すると考えてよさそう。