wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

本質だとか本当のこととか

シンプルな言葉なのでつい使ってしまうが、本質や本当のことは人によって異なるように感じる。
ある人にとって揺るぎのない本質でも、別のある人にとっては本質とかけ離れたものだったりする。
本当に本質とは存在するのだろうか?
限定的に見れば揺るぎのない事柄は存在するだろうが、範囲を広げれば広げるほどぼやけてくる。
俗っぽい自分には死ぬまで本質は理解することも感じることもできないのかもしれない。

前提条件を破壊する

そもそも、これこれはこうである、という名付けも意味付けも人間が勝手に行っているものであって、人間がいなければまた、別の名前や意味を持つか、名前や意味といった判別も何もなかった、とも考えられる。
価値がない、のではなくて、価値判断が行われない状態、未定義、null……。
誰かがつけたもっともらしい名前や意味を皆で信じているから共通の認識になっているだけだ。
その共通の認識を持つ人間同士が集まってコミュニティを形成し、共有したり、維持したりする。
家族、学校のクラス、部活、地域、企業、どの単位で区切ってもいいが、人が変われば意味や価値などが変化する。


この認識で本質だとか本当のことを認識するのは不可能だなぁ……。

人間の本質とは何か

人間は遺伝子とミームの輸送手段。