現実とインターネットの最大の違いは顔の見えないこと。
この場合のインターネットは掲示板やチャット、ブログなどを指します。*1
顔が見えないと言うことは表情や声の調子がわかりません。
この2つは人間が相手の感情を理解するために必要な要素なのだそうです。
普段、誰かと面と向かって話すときは活用していますが、インターネットになると文字だけになります。
文字だけになってしまうと、感情がよく掴めなくなります。
面と向かって使えば冗談になるものが冗談にならなくなったりします。
掲示板やチャット、ブログなどは自分の考えを伝えるのに適していますが、感情を伝えるには不向きなものでしょう。
人間がコミュニケーションで使うものの7割が表情など身体を使ったもので、残り3割だけで感情を伝えるとなると難しくてもおかしくはありません。
これこれこういう理由でこう思った、と説明することで自分の感情を伝えることができます。
相手がわかってくれている、そう思って説明を省いてトラブルにならないようしたいものです。
追記
朝日新聞の投稿欄に似たような内容のものが載ってました。
ただ、パソコンや携帯電話の通信機能は文字だけではないことがすっぽり抜けているような。
上のところで掲示板などに制限したのは文字だけで表現する場合の話だから。
実際のところ、パソコンでもボイスチャットやビデオチャットができるので、声の調子や表情を伝えることができます。
携帯電話でも一部の機種で自分の様子を映しながら通話することができます。
あれはこの点が劣るのでだめだ、ではなくて道具の特性を把握し、使い分けないと……。
*1:インターネットと表現すると幅が広すぎですね