wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

名前という記号

自分の住む市の中に限っても同姓同名が最低でも3人ほどいる。
このことを知ったのは随分と小さい頃で、なんか複雑な気持ちだった。
自分だけの名前だと思っていたのに同じ名前の人間が複数いる。
その複雑なよくわからない気持ちも年を経るごとに薄れていった。


単純に考えて名前というのは個々を識別する記号に過ぎない。
もし、同じ名前があって識別がしにくくなれば、何かしらの違いを示す言葉を付け足す。
同じ姓の人間が並べば名前の頭を括弧で囲うなどするわけだ。
少し手間はかかるが、個々を識別することに問題は発生しない。



被るどうこう以前にこの名前自体が気に入らなかったから、ハンドルぐらいは自由に決めようと思っていたことがあったっけ。
いくつか使っていくうちに極力被らないモノを追い求めるようになって、今使ってるハンドルの二つが出来たんだったな。
今は本名のことを嫌うことも無くなったし、ハンドルを変えようとも思わない。
あの頃の感情は何だったのだろう。
アイデンティティが傷つくとでも思っていたのだろうか?
問うたところで繰り返すだけになるだけだから止めとこう。