wired raven

文字通りの日記。主に思ったことやガジェットについて

自作PC・ベンチマーク編

CINEBENCH 2024

  • 室温: 24℃
  • MSI Centerの設定: バランス
種類 スコア
GPU 12098pt
CPU(Multicore) 1075 pts
CPU(Singlecore) 128 pts

計測にはHMMonitorを使用

種類 Min Max
Package 46.9℃ 72.1℃
CCD #0 30.9℃ 75.9℃

Minは計測前や計測後の放置していた時間もあるから、アイドルだとこれぐらいの温度とみてもらったほうがよさげ。

GeekBench 6

CPU

Single-Core Score Multi-Core Score
3171 15268

旧マシンに比べて、

  • Single-Core Score 89.4%増
  • Multi-Core Score 104%増

と全体的に性能が大きく向上。

GPU

OpenCL Score
133962

旧マシンの GeForce RTX 2070 Super より 24.4%増。

一応の性能向上が果たせた。

CrystalDiskMark

メインPCのストレージ増設 - wired raven で増設したときはPCIe 3.0で速度は控えめだった。PCIe 4.0になって速度が倍近くになっている。

室温25℃でベンチマーク走らせて一番高くても59℃で止まる。マザーボードSSDヒートシンクのおかげだろう。

雑感

もう少しいろいろ走らせるか、と思ったけれど、インストールするのが面倒なので最低限にしておく。

自作PC・ふりかえり

ふりかえり

どうして自作?

そもそもメインマシンのデスクトップ機が2019年に購入したものでそろそろ寿命が来てもおかしくはなかった。ここ数か月はブルースクリーン不定期に発生して、そのたびに原因の調査に時間をかけていた。ドライバの類もサポート打ち切られていたりで、使い続けるには心もとない。

CPUアップグレードをしようとすると、マザーボードを交換する必要がでてくる。この時点でマシンを一通りばらして、組み立てなおす作業とOSのクリーンインストールが必要になる。それだったら使えるパーツを流用して、新しく作ってしまおう、と。

シズカ・ベルネージュ Shizuka Belleneige - YouTube さんの配信見ていたのも30%ぐらい理由。見ていたら組みたくなった。

構成考えてパーツを一通りカートに入れたあと、同じ性能のマシンを買う場合どうなるかも比較した。自分で組んだほうが10万円ほど安いことが判明して、自作することを決めた。

やってわかったこと

  • 下調べの時間が大事
    • 規格的に使えるパーツなのか、ケースに干渉しないか、など考えることが多かった
    • いざ組んで刺さりませんでした、ではとても困る
    • 相性や交換保証のあるショップで買うのが無難
  • マニュアルの大半がWebサイトで公開されていること
    • 事前に調べられる。組み立て中も別マシンでマニュアルやFAQが確認いしやすい
  • 別マシンがあると便利
  • 動作確認リストや相性リストが公開されていること
    • NOCTUAとMSIのCPU対応リストは選ぶときの参考になった
  • 背面配線のケースを軽く使うだけでも配線はすっきりする
  • 性能向上にともない熱を持つパーツが増えていること
  • 光るパーツ多い
  • Windows 11のMicrosoftアカウントを作れ圧が高い
  • 化粧箱の保管の必要性。保証の都合で捨てられないものがある

伸びしろ

  • 電源からマザーボードに何を繋ぐのかの理解が足りなかった
  • ねじ止めが甘かったり、結線甘かったり物理的なミスが多かった。どれぐらいやっていいのかはもう少し動画で下調べしたら見えたか
  • Intel CPU向けのメモリを選んでしまった。オーバークロックしない限りは影響しなさそうだが要注意

次にやること

次組むのなら、

  • パーツの相性(規格やサイズ、能力)の下調べをすること
  • 組み立ての動画を見ておくこと(組み立て工程全体とCPUクーラーあたり)
  • どこに何を繋ぐのか考えておくこと
  • ねじ止めの加減を把握しておくこと
  • 化粧箱を保管する場所を確保しておくこと

雑感

過去の記事を読んでみたらどうやら、10年ほど前も自作に挑んだようだ。まわりに聞いたり、ショップの店員さんに聞いたりしてパーツを選んで、あれこれ躓きながら組み立てた記憶。そういう意味ではあまり変わらない苦戦ぶりではあった。

10年前どうしたのか思い出せないけど、この保証を受けるためには箱が必要は盲点。

マシン自体はだいぶ安定して動いているし、必要な性能も発揮してくれているようで満足している。もともと、自動的にオーバークロックするようだし、人間があれこれ設定を変える必要もなさそう。

自作PC・OS及びドライバインストール、初期設定

前の記事: blog.electricsea.io

準備するもの

準備

Windowsインストール用メディアの作成

  1. Download Windows 11からWindows 11のメディア作成ツールをダウンロード
  2. メディア作成ツールのウィザードに従ってWindows 11のインストール用USBメモリを作成する

ドライバーなどのインストールディスク

今回はネットから全部ダウンロードするので省略。

Windows 11のインストール

  1. USBメモリをマシンに指す
  2. BIOSで起動順を切り替えてUSBメモリを指定する
  3. インストールウィザードが起動したら指示に従ってインストールする
  4. ユーザー作成する*1

ドライバのインストール

  1. 自動起動したMSIインストーラーに従って必要なものをインストール
  2. 再起動

Windows Updateの適用

BIOSのアップデート

メーカーの手順に従ってアップデート。

いくつかBIOSが公開されているがRyzen 7 9700X対応かつ安定版にした。考えてみれば、ここまで組まなくてもBIOSアップデートできるのがこのマザーボードの特徴だった。

Windowsのライセンス認証

Microsoftアカウントと紐づいているライセンスを選択して完了。

今回は新規作成しているのでパーツと紐づいているOSのライセンスを選択しないよう注意

MSI Centerの設定

いくつかのモジュールにわかれているので使いそうなものをインストールして設定。

OS標準機能やそのほかフリーソフトで実現できそう。

  • MSI AI Engine
    • 使用状況に応じてシステム設定最適化してくれるそうなので様子見で導入
  • User Scenario
    • システムパフォーマンスの調整ができる
    • 設定は「バランス」にした
  • Cooling Wizard
    • ファン回転数を調整できるツール。説明書きがないのが気になる
    • 「Follow MSI Center Mode」を選択した

動作確認

一通り終えてから、

  • ケースの上部にあるヘッドホン端子やUSB端子が使えること
  • 背面の端子が使えること
  • 負荷をかけても動くこと

をそれぞれ確認。

トラブルシュート

上の流れは正しいルートで、実はやらかしルートがあったり。

Windowsの初期化をしたら旧マシンの環境が戻ってきた

OSのバージョンを見たら、サポート欄にドスパラの連絡先が……!

旧マシンからSSDをそのまま持ってきて、工場出荷状態に戻そうとしたらそれはそう。

インストールメディアから起動し、SSDパーティションを全削除してからインストールして解決した。

冷却ファンが高い回転数を維持する

  • CPUグリスが不足していたので塗り直した
  • 冷却ファンの一部が水冷式のポンプ用の端子につながっていたので、冷却ファン用の端子に繋ぎかえた
  • BIOSアップデートをした
  • MSI Centerからモードの設定をした

で解消した。

USBオーディオバイスの音が途切れる

BIOSアップデートをしたら解消した。

IOシールドの爪が端子にめり込んでる

マザーボードのDisplayPortにめり込んでたのでマザーボードを付け直した。

組み立て時に気づけなかったのが痛い。ショートしてなければいいのだけど。

CPU温度がやや高い

アイドル状態でも50℃から60℃を維持している問題。

CPUクーラーを固定する金属パーツの固定が甘かった。

ねじ締め直した結果、同じような室温と使用状態で45℃まで下がるようになった。

Z.O.E Anubis でノイズが乗る

USBオーディオバイスのサンプリングレートを変更して解消した。

雑感

動かし始めてから気が付く組み立てミスの多いこと。

ソフトウェアのトラブルはほとんどなかった。インストールして初期設定を済ませて終わり。

相性問題やブルースクリーンが発生すると思っていた。

*1:オフラインで作るには一手間かかる。今回は存在しないメールアドレスとパスワードで乗り切った

自作PC・組み立て

前の記事: blog.electricsea.io

用意するもの

  • ドライバー
    • サイズ色々あると良い。無印良品のドライバーセットで事足りた
  • 静電気の帯びにくい格好
    • 作業前にPCケースや金属の机で放電すれば大丈夫
  • 磁石で固定できるフラッシュライト
    • 手元を照らすのに大活躍
  • 調べごとのできるPCやスマートフォン
    • QRコードでマニュアルサイトに飛ばすスタイルも多いので

予習

  • 同じケースでの組み立て動画をいくつかをみた
  • マザーボードのマニュアル確認

組み立て

全体の組み立て手順はケースのマニュアル、マザーボードへのパーツ組み込みはマザーボードとCPUファンのマニュアルを参考に実施。

  1. ケースのふたをあける
  2. マザーボードにCPUとCPUクーラー、メモリを組み込む
  3. ケースに電源を組み込む
  4. ケースにマザーボードを組み込む
  5. ケースのファンや電源ボタン、USB端子をマザーボードと繋ぐ
  6. GPUマザーボードに取り付ける
  7. 電源ユニットから各ケーブルを繋ぐ
  8. 電源ケーブルを繋いで起動するか確認、起動しなければ5番へ
  9. 起動すれば組み立て完了

あるべきものが収まった状態。電源ユニットは下の箱。背面配線機能が活かせているのかは……

トラブル

  • 電源が入らない
    • CPU電源繋ぎ忘れ
    • ケースのスイッチケーブルがちゃんと刺さってない
  • GPU補助電源どれ
    • マニュアルでどれか刺さればいいよ、とアバウトな書き方に頭を抱えた。ネットで正しいピンを調べて無事結線
  • 冷却ファン全力運転
    • 水冷ポンプ用の端子に繋いでいたので普通のファンの端子に接続しなおし
    • CPUグリスが不足していた。塗りなおし*1

ノート

  • 何を繋ぐのか把握しておくこと
    • CPU電源
    • マザーボード電源(?)
    • GPU補助電源
    • ケースのフロントパネルの電源スイッチ、LEDランプ、オーディオ
    • ケース備え付けのファン
    • CPUファン
    • リアファン
  • CPUグリスは適量がわかりにくい。動画や写真の解説に目を通しておくこと
  • 詳細なマニュアルはオンラインで公開されていることが多い。あらかじめダウンロードするか、リンクをメモしてすぐに読めるようにしておくこと
    • 特にマザーボードはどの端子に何を繋ぐかは基板に印字されている文字だけでは判断が難しい
  • パーツは小さいのを優先して取り付けて、最後に大きなものを取り付ける。今回は手順通りGPUが最後で良かったが、もう少しCPUクーラーが大きければCPUが最後だったかも

次の記事: blog.electricsea.io

*1:まだ足りない気がするけど、ひとまず十分動いているし、サーマルスロットリングもないので大丈夫だと思う

自作PC・パーツ選び

左が組み込むパーツ、右が開けたばかりのケース

ざっくり現状

方針

  • CPUの性能不足を感じる時があるのでよりパワーのあるものにする
  • SSDは使いまわす
  • それ以外のパーツは新規購入する

パーツリスト

比較に現行のマシンも載せておく。

種類 ガレリア 新自作機 備考
ケース ガレリア専用 KTケース(ATX) Fractal North フロントには木があしらってあったり、背面配線対応のおしゃれなケース。左背面がメッシュ状のものを選択。容量がそれなりにあるので初心者でもいじりやすい。
OS Windows 11 Pro Windows 11 Pro 余っているライセンス流用
マザーボード PRIME B365-PLUS B650M GAMING PLUS WIFI Ryzen 7 9700X対応なので
CPU Core i7 9700K Ryzen 7 9700X 勢い
CPUファン Scythe 虎徹 MarkⅡ NOCTUA NH-U12A ここのファンは静かだから
グラフィック GeForce RTX2070 SUPER PNY GeForce RTX 4060TI 予算の制限に引っかかった
電源 オウルテック 650W 静音電源 Seasonic Focus GX-750 電源はSeasonicがおすすめと聞いたので
メモリ 16GB CORSAIR VENGEANCE DDR5 16GB*2 CPUとマザーボードに規格合わせて購入 DDR5対応はよかったが、OC用メモリプロファイル設定がIntel向けというミス
SSD 500GB + 2TB(Solidigm P44 Pro) Solidigm P44 Pro ガレリアから移植
追加ストレージ 2TB HDD - NASか外付けストレージに逃がす
光学ドライブ Blu-rayドライブ - 場合によっては外付けドライブ
フロントケースファン 12cm 静音 14cm * 2 Northのデフォルト
リアケースファン 12cm リア静音ケースファン NOCTUA NF-A12x25 PWM chromax レビューなど見ていると過剰っぽい
トップケース後部 14cm 静音ファン -

ノート

  • BTOのPCを買うかどうか悩んだが、自分で組んだほうが安いので組むことにした
    • 作業時間によっては高くつくけど……
  • CPUに対してGPUがバランス悪い気はする。性能不足だと思ったら割り切って交換
  • 光学ドライブ非搭載の構成はデスクトップだと初。利用頻度考えると確かになくても問題はない